初心者登山の服装で重要な、たった3つのポイントとは
初めて行く登山で、何を着ていけばいい?初めて登山に行く方なら、だれでも疑問に思う事だと思います。私も初めて登山に行くときはやはり悩みました。
でも、本サイトを訪れてくださったあなたは、もう悩む必要なんてありません!
私が初心者の友人と山に出かける際に、「こんな服装がいいよ!」といったアドバイス内容をご紹介します。
登山の服装は、どのくらいの普段着が利用できて、どれくらい専門的なウェアにすればよいのか、境界線をきっちり引くのは難しいところがあります。
もちろん、登山用品店に並んでいる登山ウェアを一式購入して、着ていくのが一番よいのですが、道具と同様に今持っているモノで代用したいですよね。
私もそうでしたが、
「一度体験して、今後も登山を続けて行きたいと思えたら、本格的なウェアをそろえていこう。」
そう思いました。
きっとあなたも、そうお考えではないでしょうか?
- 初心者登山の服装で重要な、たった3つのポイントとは
- 1.アンダーウェアは、メリノウール製品、もしくは速乾性のモノにする
- 2.綿、レーヨンのような、乾きにくい素材のモノは避ける
- 3.動きやすいモノにする
- 【まとめ】ポイントは3つ
初心者登山の服装で重要な、たった3つのポイントとは
私が山初心者の友人と登山に出掛ける際に、服装の事でアドバイスする内容をお伝えします。
道具と同様に、本当に必要最小限の3つのポイントだけを紹介します。本ページで紹介する内容は、「可能な限り今持っている服を利用する」という考えを強調しておきます。
まず初めに、本サイトで紹介する「初めての登山に絶対に必要な、たった11個の道具とは」で紹介する、レインウェア、防寒着、着替えの3つの道具を持っていければ、服装でトラブルがあっても、生命の危機的状況は避けられると思いますので、必ず持参するようにしてください。
それでは、最も重要な3つのポイントをご紹介します。
それは
- アンダーウェアは、メリノウール製品、もしくは速乾性のものにする。
- 綿(コットン)、レーヨンのような、乾きにくい素材のモノは避ける。
- 動きやすいモノにする。
以上が私の考える重要な3つのポイントです。簡単ですよね?
では詳しく説明していきます。
1.アンダーウェアは、メリノウール製品、もしくは速乾性のモノにする
衣類の中でも最も重要なもの、それは「アンダーウェア」だと考えています。
アンダーウェアは常に肌に接しており、登山の快適さを大きく左右します。また、汗冷えするものは低体温症を招き、生命の危機に直結します。これらの観点から、私が考えるアンダーウェアに絶対に備わっているべき機能は、以下の4つになります。
・汗で濡れてもすばやく乾く、速乾性。
・汗で濡れても熱を逃がさない、保温性。
・汗が乾いても臭わない、消臭性。
・常に肌に接しているので、 着心地の良さ。
これまでの約15年間、いろいろなアンダーウェアを着て試行錯誤を重ねてきましたが
この4つをすべて満足できる製品は、「メリノウールのアンダーウェア」以外にはありませんでした。
各メーカーからは、いろいろな素材や形状のアンダーウェア製品が販売されていますが「メリノウールを超える快適性は得られなかった」というのが私の結論です。
とは言っても、初心者の方であれば「メリノウールのアンダーウェア」を持っている方はまずいないと思います。もし、スポーツなどをやられている方で、スポーツ用の速乾性のアンダーウェアをお持ちでしたら、そちらを使用しても問題ないと思います。
もし、速乾性のモノかどうかわからない場合は、素材を確認してみてください。
速乾性のモノは、化学繊維「ポリエステル 100%」であることが多いです。もし、「綿(コットン) ○○%」の記載がある場合は、避けた方が無難です。
メリノウールのアンダーウェアは、ランニングなどの運動や、旅行へ行った時のアクティビティ(トレッキング等)などでも使いまわせるので、購入しても無駄にはならないと思います。
ただし、肌が敏感な方は、ウール製品独特のチクチクを感じてしまうかもしれません。購入する場合は、実際の肌触りや感触を確かめてから購入する事をオススメします。
2.綿、レーヨンのような、乾きにくい素材のモノは避ける
登山では濡れるという事が、死に直結する一大事です。
汗で濡れてもすぐ乾く、汗冷えしない、保温性がある事が、衣類に求められます。
その点で、綿製品/レーヨン製品は、濡れた時の速乾性、保温性、着心地が非常に悪いです。そのため、アンダーウェアに限らず上着やズボンであっても、避けるべきです。
乾きにくい素材でなければ、わりとなんでもいいと思いますし、そこまで大きな違いはないと思っています。まずは、普段使っているモノで大丈夫です。
3.動きやすいモノにする
普段着用する衣類で、動きやすくないものはそんなにないと思います。
避けるべきは、レザーのパンツやジャケット、分厚いジーンズ製品などでしょうか。
山道には段差の大きな階段や岩場はよくあります。腕を伸ばして木や岩をつかむ事もあります。体の可動域を狭めるような衣類は、危険ですし、何より動きにくく疲れやすいです。
動きやすいものを着ましょう。
例えば、ジャージはとても動きやすので、良いと思います。
また、登山やランニングでよく見かけるスタイルですが、足全体を覆うスパッツにショートパンツやハーフパンツをあわせる方が多く、動きやすくていいと思います。
女性の場合はショートパンツ、男性の場合はハーフパンツになりますね。
【まとめ】ポイントは3つ
- アンダーウェアは、メリノウール製品、もしくは速乾性のモノにする。
- 綿(コットン)、レーヨンのような、乾きにくい素材のモノは避ける。
- 動きやすいモノにする。
この3つが私の考える重要なポイントです。
あとは、普段と同じです。暑ければ脱ぎ、寒ければ着る。雨が降れば、レインウェアを着る。
もちろん、衣類のレイヤリング、ダウンのフィルパワー、浸透性素材などなど、細かい事を追及すればきりがありません。こういった情報は、知識としては重要なのですが、初めて山登りしようと思っている方々にとっては、逆に一歩を踏み出しずらくする情報かなと考えています。
それは、今後ご紹介して行きたいと思います。
では、良い登山を!